~笑顔の似合う作品たちが生まれるまで~

「この作品は何でできているの?」と、聞かれることが多いのですが

ここでは高畠詠美の作品に命が吹き込まれるまでをご説明します。

1.まずはベースづくり

 

まずは樹脂粘土で作品の形をつくっていきます。

原型となる樹脂粘土は白色。

この段階ではまだ色はつかないのです。

完成した作品とは顔も体も

少しずつ違うところにも注目です。

2.魔法のアイテム「刺繍糸」

 

次に刺繍糸を細かく切っていきます。

この刺繍糸で色を表現しているのです。

刺繍糸は、ぬいぐるみの綿程度にまで

細かくします。

細かく切ったものを貼り付けることにより、

あの独特の触感が生まれるのです。 

3.刺繍糸を貼っていく

 

切り終わった刺繍糸を粘土に貼っていきます。

「全体につけてコロコロなじませているのですか?」とよく聞かれますが、

このように少しずつ付けていかないとムラになってしまうのです。

少しずつ集中して行う作業なのでかなりの時間がかかることも…。

4.固めて「あの」触感に

 

3の作業の後、綿になった刺繍糸を固める液を塗っていきます。

この液を塗らないと綿がポロポロ取れてしまうのです。

こうして独特の触感が生まれます。

(どんな触感かは是非ご自身の手で)

5.もうちょっと!

 

固める作業を行いながら、

各部分を繋げていきます。

目、耳、鼻、口は絵具で描き、肉球をピンクの樹脂粘土でつくり貼っていきます。

仕上げにワイヤーのおひげをつけて…

完成!

 

このように、ひとつひとつの作品を愛情込めてつくっています。

皆さんの猫ちゃん作品たちのことも、ぜひ細かいところまでじっくり見てあげてください。

新たな作品も!!

 

刺繍糸の代わりに羊毛を使った新たな作品が2016年より制作開始です

今まで以上に毛のふわふわ感があり、他の羊毛作品とは粘土を土台に使うことで

表情の豊富さで一線を画しています

耳や尻尾のふわふわ感~是非一度触って確かめて見てください

高畠作品の一番のポイントは羊毛作品なのに硬いということです。

羊毛で一番嫌な毛羽立ちがありません。モケモケしてこないので、飾っていただきやすく、お掃除もしやすくなります。

独自の方法で固めていますので、他にはない作品をお楽しみください。